いいことアルカも食と健康

1. 大人の贅沢チョコレート　カレ・ド・ショコラ

スパイスとの組み合わせにおすすめなのは、上品な甘さと香りが人気のチョコレート。カレ・ド・ショコラ。SNSではお酒とのペアリングを楽しんでいる方も多く、まさに大人の贅沢チョコレートです。爽やかな甘さでスパイスとの相性も良いチョコレートです。

今回はアルカ管理栄養士がカレ・ド・ショコラに合うスパイスを4種類ご紹介します。

2. さわやかな甘さ　フレンチミルク×カルダモン×塩

まず、ご紹介するのはこちらの組み合わせ。コクのあるミルクチョコレートにさわやかなカルダモンをプラス。塩をほんの少しかけることで口当たりよくまとめてくれます。

　カルダモンってどんなスパイス？　

さわやかで上品な香りから「スパイスの女王」と呼ばれています。カルダモンに含まれる「リナロール」は、ラベンダーやベルガモットが持つ香りで気分を落ち着かせるリラックス効果が期待できます。爽やかな清涼感とスパイシーな風味はコーヒーや紅茶との相性も◎。一緒にこの組み合わせを楽しんでみてください。

3.ピリッとすっきり　フレンチミルク×ジンジャー

次にオススメなのがフレンチミルクとジンジャーとの組み合わせ。「甘いのにピリッとすっきり」クセになる味わいです。

　ジンジャーってどんなスパイス？　

ジンジャーに含まれる代表的な成分は「ジンゲロール」。抗炎症作用や抗酸化作用があります。生姜を加熱や乾燥させると、ジンゲロールは「ショウガオール」に変化。身体を温める効果があるので冷え性の改善や免疫力の向上に役立ちます。

4.スパイシーなチョコ！？　カカオ７０×クミン

カレーの香りのするスパイス「クミン」。カレーの隠し味にチョコレートを入れる方も多いのでは？エスニック料理にはかかせないクミンをプラスすることで、ほろ苦い味わいにスパイシーな風味が加わります。少し個性的な味は、異国感を感じることができます。

　クミンってどんなスパイス？　

クミンに含まれる「クミンアルデヒド」は消化酵素の働きを助ける作用があり、消化促進効果が期待できます。クミンのことを調べていると出てくる「アーユルヴェーダ」。インド発祥の伝統医学で病気になりにくい心身を育む予防医学の考え方に基づいています。アーユルヴェーダの食事療法の中でも、クミンは基本のスパイスに挙げられています。

5.相性ばっちり！　カカオ７０×山椒×塩

最後に、アルカ管理栄養士が満場一致で美味しかった組み合わせがこちら。料理に使うあの山椒！？と思いつつ一口食べてみてびっくり。すごくチョコレートと相性がいいのです。ここでも少しの塩をくわえることで、チョコレートの甘さを増しつつ、チョコレートと山椒をうまくまとめてくれます。チョコレートに塩をかけると甘く感じる理由は、「対比効果」によるもの。異なる味覚のものを合わせると、一方の味覚が引き立ちます。すいかに塩をかけると甘く感じるのと同じ原理です。

　山椒ってどんなスパイス？　

山椒は血行促進作用が特徴的です。まずは香りの成分に含まれる「リモネン」。オレンジやレモンの香りの主成分です。交感神経が刺激されて血行がアップします。次に山椒の辛味成分である「サンショオール」。内臓の働きを高めて、血行促進や発汗作用があります。余談ですが、先日、流行中の麻辣担を初めて食べました。山椒が効いているスープを食べ進めるうちに汗が止まらない！隣のお客さんも大量の汗を流しながら食べていました。少量なのに効果抜群。スパイスってすごいです。