とっておきレシピ~便秘予防~
便秘とは、便中の水分が少なく便が硬くなったり、便の通り道である腸が狭くなったり、排便が困難または排便がまれな状態をいいます。
便秘は、腸の機能異常による便秘と腸の病気による便秘の大きく2つに分けられます。腸の機能異常による便秘はさらに弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘の3つに分けられ、日本人の便秘の約2/3は弛緩性便秘といわれています。弛緩性便秘の予防や治療には、規則正しい日常生活・食事・排便・適度な運動を心がけることが大切です。
今回は弛緩性便秘の方におすすめな、腸を刺激するレシピをご紹介します!
目次
1.豚肉入りきんぴらごぼう丼
【材料(2人分)】
白米+玄米(1:1) | 2杯分 |
ごぼう | 1/3本(60g) |
にんじん | 1/4本(20g) |
豚肉切り落とし | 60g |
しめじ | 40g |
こんにゃく | 40g |
いんげん | 20g |
キムチ | 40g |
いりごま | 適量 |
☆濃口しょうゆ | 大さじ1 |
☆みりん | 小さじ2 |
☆砂糖 | 小さじ2 |
☆酒 | 小さじ2 |
☆和風顆粒だし | 1g |
ごま油 | 小さじ1 |
【作り方】
1.ごぼうはささがき、にんじんは千切り、豚肉、しめじ、こんにゃくも食べやすい大きさに切る。
2.いんげんは冷凍のものは解凍、生の場合は湯がいておく。
3.☆の調味料を混ぜ合わせる。
4.ごま油をフライパンにひき、豚肉を炒める。火が通ってきたら他の具材を入れて炒める。
5.☆の調味料を入れ味が絡むように炒める。
6.ご飯の上にきんぴら、キムチ、いんげんを盛り付け、最後にいりごまを振りかける。
※こんにゃくは喉につまりやすい食材です。高齢者や乳幼児がいるご家庭では、小さく切って調理してください。
【栄養情報】
アレルギー表示:ごま、豚肉
エネルギー | 炭水化物 | たんぱく質 | 脂質 | 食塩相当量 |
434kcal | 81.4g | 13.8g | 4.6g | 1.9g |
(1人分)
ごぼう、しめじ、玄米には不溶性食物繊維が含まれており、こんにゃくには水溶性食物繊維が含まれています。食物繊維は、消化されずに腸を通り、便量を増大させ、排便リズムを回復させることで便秘を防ぐ働きがあります。また、乳酸菌などのエサにもなり、善玉菌の増殖を促します。キムチには乳酸菌が含まれており、乳酸菌は腸内の環境を整える働きがあります。
余ったらかき揚げやお弁当のおかずにも使えます。豚肉を牛肉に変えてもおいしくできます。今回はキムチを付け合せにしましたが、チーズを入れてもおいしく、乳酸菌も摂れるので、ぜひお試しください!!