とっておきレシピ～貧血予防～
「貧血」は「貧しい血」と書くため、血の量が少ない状態のことだと思っている人も多いのではないでしょうか？「貧血」とはヘモグロビン濃度が低くなった状態のことをいいます。ヘモグロビンは私たちの体内で酸素を運ぶ大切な働きを担っているため、貧血になると酸素を運ぶ力が低下し、筋肉や様々な臓器が酸素不足になってしまいます。すると、私たちの体はうまく働かなくなり、動悸や息切れ、めまいなどの症状があらわれます。
目次
1.鶏レバーのピリ辛炒め
【材料：2人分】
| 鶏レバー | 150g |
| 【下味】 | |
| 酒 | 大さじ1 |
| にんにく(すりおろし) | 1/2片 |
| しょうゆ | 大さじ1/2 |
| 豆板醤 | 小さじ1/2 |
| 片栗粉 | 大さじ2 |
| にら | 1/2束 |
| パプリカ | 1/2個 |
| しょうが(みじん切り) | 1/4片 |
| にんにく(みじん切り) | 1/2片 |
| 【調味料】 | |
| 酒 | 大さじ1 |
| 砂糖 | 小さじ1 |
| しょうゆ | 大さじ1/2 |
| 塩こしょう | 少々 |
| サラダ油 | 大さじ1と1/2 |
【作り方】
～下準備～
１．鶏レバーは食べやすい大きさに切り、軽く水洗いした後に血の塊を手で取り除く。その後、キッチンペーパーで水気を拭き取り、【下味】をからめて10分置く。
２．にらは長さ4㎝ほどに切り、パプリカは細切りにする。
３．【調味料】を混ぜておく。
～作り方～
１．鶏レバーの水分をキッチンペーパーで軽く押さえ、片栗粉をからめる。
２．フライパンにサラダ油、しょうが、にんにくを弱火で熱し、香りが立ってきたら中火にして1を加えて炒める。
３．鶏レバーにほぼ火が通ったら、にら、パプリカを加えてさらに炒める。最後に【調味料】を加え、全体にからめるように炒め合わせたら出来上がり。
【栄養情報】
| エネルギー | 炭水化物 | たんぱく質 | 脂質 | 食塩相当量 | 鉄 |
| 253kcal | 16.6g | 16.2g | 11.6g | 1.7g | 7.4㎎ |
（１人分）
鉄分は食事で摂ったもののうち１０％程度しか体内に取り込まれないといわれるほど、吸収されにくい栄養素です。そのうえ、ほかの栄養素が不足すると吸収率は上がりません。例えば、動物性たんぱく質やビタミンＣと組み合わせることで鉄分の吸収率が向上するといわれています。そのため、「貧血には鉄分補給！」と鉄分を多く含む食品にばかり目を向けるのではなく、野菜や果物を含めた食品の種類を増やすことがポイントです。また、飲み物にも注目してみましょう。緑茶やコーヒー、紅茶にはタンニンという鉄の吸収を悪くする成分が含まれています。ですので、ほうじ茶やウーロン茶を飲むことをおすすめします。
