とっておきレシピ~節分~
節分とは... 2月3日をさし、きびしい冬が終わり、春に向かう節目(ふしめ)の日です。
節分には、「鬼(おに)は外、福(ふく)は内」といって豆まきをします。
昔の人は、豆には病気や災難を追いはらう力があると考えていました。
そこで、豆をまいて、私たちに害をおよぼす「鬼」を追いはらおうとしたのです。
いわしの頭やひいらぎの葉を、門のところにさしておく地方もあります。いわしの頭のくさいにおいや、ひいらぎの葉のするどい先で、鬼を追いはらうためです。
にんにくやねぎを使う所もあります。
まいた豆は、年の数だけ、または年の数+1個をひろって食べます。
こうすると、1年間元気に過ごせるといわれています。
目次
1.いわし団子のみそ汁
【材料:4人分】
いわし手開き(皮を取る) | 150g |
A:溶き卵 | 1/3個 |
A:しょうがのすりおろし | 2g |
A:片栗粉 | 小さじ2 |
A:酒 | 小さじ1 |
A:食塩 | 1.3g(ひとつまみ程度) |
B:大根(3~4㎝短冊切り) | 200g |
B:人参(3~4㎝短冊切り) | 30g |
B:こんにゃく(3~4㎝短冊切り) | 65g |
かつおだし | 700ml |
みそ | 大さじ2 |
万能ねぎの小口切り | 適量 |
【作り方】
1.いわしは頭を落とし、内臓を取り出し、塩水で洗い水気をふき取ったら、手開きし、腹骨と皮を取り、一口大に切る。フードプロセッサーにかけ、ボウルに移し、Aを加えてよく混ぜ、8等分にする。
2.Bの大根、人参は皮をむき、長さ3~4㎝の短冊切りにし、こんにゃくも同じくらいの大きさで短冊切りにする。
3.鍋にかつおだしを入れ、2を加えて火にかけ、8割程度火が通ったら1をだんご状に丸めて加える。
4.だんごが浮いてきたら、アクを取り、みそを溶き入れ、沸騰直前で火を止める。
5.器に盛り、小口切りにした万能ねぎを散らす。
【栄養情報】
エネルギー | 炭水化物 | たんぱく質 | 脂質 | カルシウム | 食塩相当量 |
121kcal | 10.1g | 10.5g | 4.6g | 64㎎ | 1.8g |
(1人分)
アレルギー表示:卵、大豆
いわしは脂が乗った魚で、この脂は不飽和脂肪酸で身体にいい成分が多く含まれています。脳細胞を活性化させると言われるDHAや、肝機能を活性化し中性脂肪を低下させるはたらきが期待できるIPA(EPA)が豊富で、特に血合いの部分に多く含まれています。
また、骨や歯をつくるのに欠かせないカルシウムも豊富で、このカルシウムの吸収をよくすると言われるビタミンDの含有量も多く、効率よくカルシウムを摂取することができます。なので、育ち盛りの子どもや骨粗鬆症が気になる中高年の方にもおススメの食材です。
ただし、いわしにはプリン体が多く含まれるので、体脂肪・尿酸値が気になる方は食べすぎに注意して下さい。また、こんにゃくやいわしのだんご等、高齢の方・お子さんはのどに詰まらせないよう十分注意してください。