いいことアルカも食と健康

2021年5月15日

とっておきレシピ~逆流性食道炎予防~


逆流性食道炎とは、胃の中で胃液と混ざり合った食べ物や胃液そのものが食道に逆流することで、

胃や食道の粘膜がただれたり、潰瘍ができたりする病気です。

加齢による胃液の逆流を防ぐ筋肉の筋力低下や、便秘による腹圧の高まりが主な原因です。

逆流性食道炎は高齢者に起こりやすいとされていましたが、最近は若い人でも増加傾向にあり、

問題となっています。

今回は逆流性食道炎の方でも食べやすい消化に良いレシピを紹介します。




1.さわらとキャベツのクリーム煮

【圧縮】2021_5月さわら.jpg


【材料:2人分】

  

さわら 2切れ
春キャベツ 150g(葉3枚程度)
にんじん 1/3本
バター 大さじ1
小麦粉 大さじ1
オリーブオイル 大さじ1/2
牛乳 250㏄
コンソメ顆粒 小さじ1/2
塩こしょう 少々

 


【作り方】

 

1.さわらは水気をふき取り、一口大に切って塩こしょうを振る。

 

2.キャベツは一口大に切る。にんじんはいちょう切りにする。

 

3.フライパンにオリーブオイルを引いて中火で熱し、さわらを焼き色がつくまで焼いたら取り出す。


4.フライパンの汚れをふき取り、バターを入れて熱し、溶けたらキャベツ、にんじんを入れ、しんなりするまで炒める。

 

5.④に小麦粉を振り入れ、粉っぽさがなくなるまで炒めたら、牛乳、コンソメ顆粒を加え、さらに塩こしょうで味を調える。

 

6.さわらを戻し入れ、とろみがつくまで中火で煮る。




【栄養情報】 

エネルギー 炭水化物 たんぱく質 脂質 食塩相当量
322kcal 16.5g 22.1g 20.9g 1.3g

                             (1人分)

 

【圧縮】さわらあれるe.png


matome.png

さわらなどの白身魚は脂が少なく、消化に良いとされています。

また、魚にも多く含まれているたんぱく質は、胃粘膜を強化する働きがあります。

キャベツにんじんは食物繊維が比較的に少なく、消化しやすい野菜です。

牛乳などの乳製品は消化に良いだけでなく、栄養価が高く、胃粘膜を保護する働きもあります。

 

★逆流性食道炎の食事のポイント★

・消化に良い食材を選ぶ:白身魚、鶏むね肉、ささみ、豆腐、乳製品など

(脂身が多い食材や揚げ物は避ける)

・調理法を工夫する:できるだけ細かく刻む、やわらかく煮る

・酸味の強いものを避ける:柑橘類、トマト、ケチャップなど

(お酢は酸味を抑えたものにする、または加熱して酸味を飛ばせばOK

トップに戻る