【特別号】夏バテ・食欲不振に!バーモントカレー
こんにちは。アルカ管理栄養士のHです。
最近気温が高くなってきました。気温が上昇すると何かと体調を崩しやすく、食欲も落ちてしまいます。食欲が低下しているときや夏バテのときは、さっぱりしたものや、喉ごしのよい麺類など偏った食事になりがちですが、そんな時こそ意識して栄養たっぷりの食事を摂りたいものです。
今回は、そんなときに心掛けたいポイントやおすすめレシピをご紹介します。
1. 食欲低下にはカレーが最適!
食欲が低下しているときに摂取を意識したい栄養素は、ジメジメした暑さ・照りつける紫外線・室内と外の気温差などで消費量が増大している、たんぱく質、ビタミン・ミネラルです。特に、疲労回復に効果のあるビタミンB1や、体の免疫力を高めるビタミンC、汗をかいて不足しやすいミネラルを十分に摂取しましょう。
カレーはたんぱく源の肉や、ビタミン、ミネラル源の野菜など、食欲低下や夏バテ時に最適な栄養をまとめて摂ることができます。米を玄米や胚芽精米に変えるとさらにビタミンB1の補給ができます。
また、カレーに使用されている香辛料には胃腸の働きを高めたり食欲を刺激したりする効果があるので、カレーは管理栄養士もおすすめする「食欲低下時に最適メニュー」なんです!
今回は子供から大人まで幅広い年代に愛される、ハウス食品のバーモントカレーを使ったレシピを紹介します。
バーモントカレーは1963年に発売され、使用する油脂量を減らしながらおいしさを凝縮し、じっくり加熱した濃縮加熱製法でさらにおいしくなり、2013年で50周年を迎えた歴史あるカレーです。
100%国産のりんごペーストと風味豊かなハチミツ、乳製品などを加えたまろやかでコクのある味が特徴です。
2. おすすめレシピ
さば缶トマトカレー
材料 (5人分)
さばの水煮缶 | 1缶 |
トマトの水煮缶(ホール) | 1缶 |
玉ねぎ | 1/2個 |
じゃがいも | 2個 |
サラダ油 | 大さじ1 |
おろしにんにく | 小さじ1/2 |
バーモントカレー | 1/2箱(90g) |
水 | 600ml |
白飯(玄米や胚芽精米だと尚良い) | 2膳分 |
・アレルギー表示:小麦、乳
作り方
1.玉ねぎは薄切りに、じゃがいもは食べやすい大きさに切って水にさらします。さばの水煮缶は身と缶汁を分けておきます。トマトの水煮缶は、果肉を粗みじんに切り、缶汁は残しておきます。
2.鍋にサラダ油とおろしにんにくを入れて弱火にかけ、香りが出たら玉ねぎを加えて中火で炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、じゃがいもを加えて炒め、続いてトマトの果肉と缶汁、さばの水煮缶の缶汁、水を加えます。沸騰したらアクを取り除き、火を少し弱めてじゃがいもに火が通るまで15分程度煮込みます。
3.さばの身を粗くほぐして2に加え、ひと煮立ちしたらいったん火を止め、カレールウを溶かし混ぜます。再び弱火にかけ、とろみが出るまで煮込みます。
4.器に白飯を盛り、3のカレーをかけます。
1食分あたりの栄養成分
エネルギー | 583kcal |
たんぱく質 | 15.5g |
脂質 | 12.4g |
炭水化物 | 99.0g |
食塩相当量 | 2.8g |
今回は、トマト缶とさば缶を使用したカレーをご紹介しました。
トマト缶は、美肌効果のあるリコピンが生のトマトの約3倍、疲労回復効果のあるうま味成分・グルタミン酸が2~3倍含まれています。また、リコピンは加熱することで吸収されやすくなるので、カレーにぴったりです。トマトを加えることでさっぱりし、食欲が低下しているときにも食べやすいです。
さばには、ナイアシンが豊富に含まれます。ナイアシンは不足すると食欲がなくなり、消化不良などが起こりうる栄養素です。
さらに、さば缶は生のさばに比べてDHAやEPA、ビタミンDやカルシウムが多く含まれます。煮汁に溶け出ている栄養素も多いので、汁もそのまま使うと栄養をくまなく摂ることができます。
そんなカレーに適した食材を使った、夏にぴったりのおいしく栄養が摂れるカレーレシピです。
3. まとめ
いかがでしたか?カレーが食べたくなってきましたね!
カレーには食欲低下・夏バテのときに摂りたいたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの栄養がたっぷり。今回はバーモントカレー(中辛)を使用しましたが、(甘口)でもトマトカレーがおいしく作れるので、野菜嫌いの子どもたちにもぜひ食べてほしいカレーです。
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栄養バランスを心がけた食事を摂るようにして、暑さ・疲れに負けず過ごしましょう。