いいことアルカも食と健康

2022年5月 1日

とっておきレシピ~腎臓病~

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腎臓は、血液中の老廃物や余分な水分・塩分をろ過して尿をつくる重要な役割を持っています。

腎臓にかかる負担を減らし、機能を低下させないためには食事療法が大切とされています。

今回のレシピは、腎臓病食の4つの基本に沿ったレシピとなっていますので、参考にしてみてください!

1. 鶏肉のカシューナッツ炒め

鶏肉とカシューナッツ炒め 写真.jpg

2. 材料(1人分)

 

鶏もも肉(皮付き) 35g
こしょう 少々
片栗粉 2g
サラダ油 6g
カシューナッツ 10g
玉ねぎ 20g
ピーマン 10g
赤パプリカ 10g
黄パプリカ 10g
生姜 1g
【A】
上白糖 4g
こいくち醤油 5g
2g
オイスターソース 2g

  

【アレルギー表示:なし】

※特定原材料7品目を材料として使用していませんが、特定原材料28品目及びそれらを含む調味料等につきましては各原材料表示欄を参照ください。

 

【1人分の栄養成分表示】

エネルギー 炭水化物 たんぱく質 脂質 食塩相当量 カリウム リン
240㎉ 13.0g 9.1g 17.6g 1.1g 230mg 110mg

3.作り方

 

  1. 玉ねぎ、ピーマン、赤パプリカ、黄パプリカは1cm角の乱切りにし、5分程度下茹でする。
  2. 鶏肉は2cm角に切り、こしょうをふりかけ、片栗粉をつける。
  3. 調味料〈A〉を混ぜ合わせる。
  4. フライパンに油をひき、生姜を入れ、香りがでてきたら鶏肉を入れる。鶏肉に火が通ったら①とカシューナッツを入れ、③で合わせた〈A〉を加え、味を整える。
  5. 器に盛り付けて完成。

 

4.腎臓病食の基本

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1. たんぱく質制限:たんぱく質を多く摂りすぎると、腎臓でしか排出することができない老廃物が体の中に溜まり、腎臓に負担がかかります。今回のレシピでは鶏肉の中でもたんぱく質が少ない鶏もも肉を使用しました。

 

2.塩分制限腎臓は塩分を尿として排出する働きをしているため、塩分を摂りすぎると腎臓に負担がかかります。片栗粉をつけると、たれが食材に絡みやすくなり、少量でも味を楽しめます。

 

3.カリウムの制限:腎機能が低下すると、カリウムの排泄が減少してしまいます。野菜はカリウムを多く含んでいますが、茹でるとカリウムの量を減らすことが出来ます。野菜を切ってから茹でると、よりカリウムの量を減らせます。

 

4.適切なエネルギーの摂取たんぱく質を減らす分、糖質や脂質で補いましょう。今回のメニューでは、少量で高カロリーのナッツを使用。ただし、カリウムを多く含んでいるので、摂りすぎには注意。

 

5.たんぱく質調整食品について

たんぱく質調整食品とは、腎臓病などの食事療法を目的に、通常よりたんぱく質量を減らしてつくられた食品のことです。様々なたんぱく質調整食品がありますが、とくに主食であるご飯やパン・麺類などをたんぱく質調整のものに置き換えることで、その分のたんぱく質をおかずに回すことができるので、質の良いたんぱく質の割合を増やすことができます。

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